赤也は柳にテスト勉強を教えてもらうことにした。



「なんたって柳先輩は学年トップだしなぁ。 マジで尊敬しちゃうぜ!」



赤也は早速柳の家に電話した。



「はい、柳でございます。」



電話に出たのは柳の姉らしい。



「あ、あのっ切原ですけど」



「あ、蓮二のお友達ね。」



すると



「赤也の確率、98パーセント」



と言いながら柳が出た。



「な!?なんで分かるんっすか?」



「お前の用件はテスト勉強を教えてほしい、だろ?」



「はい、さすが柳先輩すべてお見通しっすね。」



「英語が赤点になる確率95パーセント。」



「うわっ、それやばいじゃないっすか!!」



赤也は慌てた。



「まあ、お前が退部になったら幸村にも迷惑がかかるからな
なんとか残りの5パーセントを引き延ばそう。」



「さすが柳先輩!! 本当頼りになるっす!」



そして赤也は、柳の家へ向かった。



「まあ、上がれよ。」



「お邪魔します。」



赤也が廊下を歩くとリビングのドアが開いた。



「いらっしゃい。」



柳の姉が挨拶した。



「あ、こんにちは。」



赤也は真っ赤になった。



“柳先輩のお姉さんって綺麗だなぁ”



赤也はドキドキした。



「お前、何赤くなってるんだ?」



柳に言われ赤也は焦った。



「いや、先輩のお姉さんがすごく綺麗だからビックリしたんです。」



「なんだ、そんなことか。」



「そんなことって・・・。」



「さあ、勉強するぞ。」



柳は赤也を部屋に入れた。



“うわっ、すげぇ片づいてる!”



整理整頓された柳の部屋は赤也の部屋とあまりにも違いすぎた。



「今回のテスト、俺は自分の勉強よりも お前の英語が良い点数をとれるように頑張るつもりだ。」



「柳先輩・・・そんなに俺のこと心配してくれてたなんて・・・。」



赤也は感激した。



「俺にとっても、お前は大事な存在だからな。」



「柳先輩・・・。」



赤也は柳に抱きついた。



「お前にはテニス部やめてほしくないんだ。」



柳はそっと赤也の髪をなでた。



“俺が真田に殴られそうになったら、またかばってほしいからな”



赤也は柳の本心はつゆしらず、幸せな気分で勉強するのだった。







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うわっ、柳さんこれもデータ通りなんですか!?
さすが奇才ですな(笑)












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