「数学ですか?それは裕太くんの得意科目でしょう?」


「はい!だからこそ完璧に満点がとれるようにしたいんです。」


「それは素晴らしい!僕でよければ応援しますよ。」


「お願いします。」


観月は机の引き出しからノートを取り出した。


「これは昨年、僕が作ったテストの傾向と対策のデータをまとめたファイルです。
これを使うといいですよ。」


観月はファイルを裕太に差し出した。


「えぇ!?そんな大切なものを・・・いいんですか?」


「いいんですよ。ぜひ裕太くんの役に立てて下さいね。」


「観月さんありがとうございます! 俺、頑張ります!」


裕太は目を輝かせファイルを受け取ると部屋から出ていった。





「・・・ふう。」


観月はため息をついた。



「まるっきし、2年生は気楽でええだずね・・・。」



観月は数学の参考書を取り出した。



「わだすも頑張らねえと、ごんどごぞアヒルには負けられねえだず!」



素になってる観月は、気合いが入っていた。







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観月の独り言は山形弁炸裂!?(笑)

今回の山形弁は変換ソフト『んだんだ君!』を使いました。




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